方角が知りたいのに、方位磁石が手元にないときありますよね。
「この方角にこれを置くと良い」と言われたけど、「北って?」と迷ってしまいます。
そこで、方位磁石がなくても簡単に方角を知ることが出来る方法を紹介します。
・スマホアプリの活用
・アナログ時計で方角を割り出す
・BSアンテナの方向をチェック
・北極星を探す
自宅にいても、外出先でも使えるので参考にして下さい。
スマホアプリを利用する
最も手軽な方法は、スマホにコンパスアプリをインストールすることです。
これにより、簡単に方角を確認できます。
Google マップアプリ
例えば、Google マップアプリにはコンパス機能が組み込まれており、スマホの向きを基準に東西南北を把握することができます。
メリット:GPSを利用しているため、磁石の影響を受けにくい
デメリット:オフラインでは使用不可
利用手順
1.Google マップアプリを起動します。
2.画面右上の青い円をタップします。
3.画面中央の青い円が現在の方向を示します。
4.円の周囲に東西南北が表示されます。
より正確な方向を知るには、スマートフォンを水平に保ちましょう。
オフライン対応アプリ
電波が届きにくい場所やネット容量を節約したい場合には、オフラインでも目的地の方角を表示してくれるアプリが便利です。
無料でダウンロードできるものも多く、コンパスを購入する手間が省けます。
ただし、オフラインでも使えるアプリの多くは磁気の影響を受けやすいことに注意が必要です。
メリット:オフラインでも使用可能
デメリット:磁気の影響を受けやすい
アナログ時計を利用する
意外かもしれませんが、アナログ時計を使って方角を知ることができます。
特に、太陽の位置とアナログ時計を組み合わせることで、「南」の方角を特定する方法があります。
昼の12時頃、太陽が最も高く上がり南中する時間を利用します。
まず、時計を水平に置き、時針を太陽の方向に向けます。
すると、時針と時計の12時の位置との間にできる角度が南になります。
24時間表示の時計を使用している場合、その時計の12時の位置が常に南を示します。
普通の12時間時計の場合、時針が24時間で一周する太陽の半分の速さで動くため、時針と12時の中間地点が南になります。
午前中は時計の左側、午後は右側が南になる点にも注意が必要です。
画像出典:(警視庁ホームページ)
なお、日本では明石標準時を基準に南中を12時としていますが、明石以外の地域では多少の誤差が生じます。
また、正確に太陽の方向に時針を合わせるのは難しいため、あくまで参考程度にしてください。
南半球では、この方法では「南」ではなく「北」が示される点も覚えておきましょう。
BSアンテナの向きを確認する
自宅にBSアンテナを設置している場合、その向きが方角を知る手がかりになります。
BSアンテナは通常、南西方向に向けて設置されています。
これは、衛星放送の信号が南西の空にある衛星から発信されるためです。
そのため、近所や自宅のBSアンテナの向きを観察することで、おおよその方角を知ることができます。
北極星を見つける
夜空を見上げると、北極星を利用して北の方向を知ることができます。
北極星は、他の星とは異なり、ほぼ同じ位置に留まり続け、常に北を指しています。
これにより、一晩中北の方向を確認するのに役立ちます。
北極星の見つけ方
<①北斗七星を使う方法>
北斗七星は、柄杓のような形をした星座で、その先端部分にある2つの星を結んだ線を延ばすと、北極星に到達します。
<②カシオペヤ座を使う方法>
カシオペヤ座はW字型の星座で、ギリシャ神話のカシオペヤ王妃に由来しています。
このW字の中央部分を延長することで、北極星を見つけることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?室内や外出先で方位磁石が手元にない場合でも、方角を把握する方法はいくつもあります。
今回紹介した方法は、さまざまなシーンで役立つものです。
次に方角が気になったときには、ぜひこれらの方法を試してみてください。