最近、警察を名乗る不審な電話が増加しています。
特に、非通知や通知不能や、+181、+188、+803といった国際電話番号からの着信が多いようです。
これらの電話は詐欺の可能性が高く、注意が必要です。
ここでは、実際に電話がかかってきた際の対処方法、詐欺の手口等について解説します。
警視庁捜査2課からの電話
電話では、冒頭で「○○さんですか?」と名前を確認されることがあります。
その後、「犯罪グループの逮捕時に、あなた名義のカードが見つかった」といった内容で不安を煽り、LINEのビデオ通話へ誘導される場合もあります。
ビデオ通話中に偽の警察手帳を見せられたり、身分証明書の提示を求められることもありますが、これらはすべて詐欺の手口です。
実際にかかってきた電話の内容
非通知設定での着信に応答すると、「警視庁捜査二課の小林」と名乗る男性からの電話でした。
「大阪で発生した事件に関連して、大阪府警があなたの資料を必要としている」といった無理な要求がなされました。
不審に思い、折り返しの電話番号を尋ねると、相手は突然電話を切断。
自身の名前が把握されていた点から、個人情報が漏れている可能性大です。
その後警察に確認したところ、詐欺の一環であるとの回答でした。
対応方法
警察関係者を名乗る電話があった場合は、その場で個人情報を教えず、以下の対応を行ってください
<相手の所属、部署、氏名、内線番号を確認>
これらを聞き取ったうえで、直接最寄りの警察署へ連絡し、事実確認を行います。
<折り返しの電話番号には注意>
詐欺グループが伝える番号に電話をかけると、再び詐欺の罠にかかる可能性があります。
正規の警察署の連絡先は、インターネットなどで自分で調べるようにしましょう。
<迷った場合は「#9110」に相談>
怪しい電話に遭遇した際は、警察相談専用ダイヤルでアドバイスを受けることができます。
SNSやLINEビデオ通話を通じて警察官が直接連絡を取ることはありません。
相手が提示する情報に惑わされず、冷静に対応しましょう。
警察を名乗る電話の共通点
SNSや関係者の証言から、この種の電話は詐欺行為である可能性が非常に高いと考えられます。
共通点
特徴として以下のような共通点があります
共通点
・非通知設定での着信
・警察を名乗り、不正行為に関与した可能性を示唆
・受け手の個人情報を利用して信用を得ようとする
こうした電話は、警察の捜査と称して不安を煽り、金銭や情報を引き出す手口が見られます。
非通知設定で公的機関から連絡があることは通常考えにくいため、これだけでも疑わしいと判断できます。
詐欺の流れ
1.警察や役所職員を装う電話
2.犯罪への関与を示唆し、取り調べを求める
3.逮捕や法的処分をほのめかし、不安を与える
4.金銭の送金や個人情報の提供を要求
これらの手口は「捜査への協力」や「保釈金」といった名目で現金を振り込ませることを目的としています。
注意喚起と対策
公的機関が非通知設定で電話をかけてくることは非常に稀です。
不審な電話を受けた場合は以下の対応を心掛けてください
・電話に応じない
・発信元を確認する(公的機関に直接問い合わせる)
・個人情報や金銭を絶対に提供しない
最後に、秋田県警や兵庫県警などの地方警察でも同様の注意喚起がなされています。
不審な電話は詐欺を疑い、速やかに地元の警察に相談してください。
非通知からの電話への対応策
非通知設定からの電話は、詐欺目的である可能性が非常に高いため、以下の方法で対応してください。
<電話を無視する>
非通知設定の電話には出ないことが最善です。
不審な着信には応じず、そのまま無視しましょう。
<電話に出てしまった場合>
万が一電話に応じた場合でも、個人情報を絶対に伝えず、すぐに通話を終了するようにしてください。
<確認を行う>
不安な場合は、インターネットで警察の公式連絡先を調べ、直接問い合わせて確認することをおすすめします。
<着信拒否機能を活用する>
スマートフォンの着信拒否設定を利用し、不審な電話の着信を事前に防ぎましょう。
着信拒否設定の方法
スマートフォンには、通知不可能な電話や迷惑電話をブロックする機能が備わっています。
この設定を利用することで、特定の条件に該当する着信を自動的にブロックすることが可能です。
iPhoneの場合
1.「設定」アプリを開く
2.「電話」を選択
3.「不明な発信者を消音」をオンにする
Androidの場合
1.「電話」アプリを開く
2.画面右上のメニュー(三点アイコン)をタップ
3.「設定」を選択
4.「通話設定」の「着信拒否設定」を選択
5.「非通知」をオンにする
これらの設定を行うことで、不審な電話の受信を防ぐことができます。
まとめ
本記事では、非通知設定からの電話への対処方法をご紹介しました。
ポイントは以下のとおりです
・不審な電話には出ない
・応じてしまった場合は、個人情報を伝えずにすぐ切る
・着信拒否機能を活用して不審な電話を事前に防ぐ
これらの対応策を参考に、不審電話から身を守るための対策を実践してください。