神社でお賽銭をする際、皆さんはいくら入れていますか?
その時々で手元にある小銭で済ませている方も多いと思います。
ここでは、「お賽銭にはいくらが良いのか?」を中心に、お賽銭をする意味についても解説します。
お賽銭はいくらが良いのか?
「お賽銭はいくらが良いのか?」や「縁起が良い金額は?」については、様々な見解があります。
好ましい金額・避けた方が良い金額を紹介します。
好ましい金額
お賽銭の金額には、それぞれ特定の願いや意味が込められています。
最も一般的なのが五円(ご縁)に関連する考え方で以下のような金額が良いとされます。
・ 5円(5円×1枚):良いご縁を願う
・10円(5円×2枚):縁が重なる
・15円(5円×3枚):十分な縁
・20円(5円×4枚):素晴らしい縁
また、以下の金額も人気があります。
・21円:割り切れない数字で、恋愛の持続や夫婦円満を象徴
・31円:21円と同様の意味
・1万円:円満を意味する
カップルや夫婦で「21円」や「31円」をお賽銭にするのもおすすめです。
避けた方が良い金額
お賽銭には避けた方が良い金額や硬貨もあります。
次のような金額は良いご縁が期待できないと言われています。
65円、75円、85円、95円…
また、避けた方が良いとされる硬貨もあります。
・ 10円:縁が遠ざかるとされる
・500円:これ以上の効果が期待できない
「10円」と「500円」はよく使われるので、今後は避けるのが無難です。
お賽銭は高額が良というわけではなく、「5円」を基本とし、「10円」と「500円」を除いた硬貨を上手に組み合わせることが望ましいです。
特定の金額を目指す場合は事前に準備しておきましょう。
お賽銭をする理由
お賽銭は、「神様に願いを叶えてもらうため」と考えている方が多いと思います。
少し違います。
お賽銭は、「前回お参りした時に願いを叶えてもらったことへの感謝」です。
では、もし願いが叶っていないときは、お賽銭を入れなくてもいいのでしょうか?
たとえ願いが叶わなかったとしても、
・健康でいられたこと
・新しい恋人ができたこと
・仕事が順調に進んだこと
このような身の回りの良い出来事に感謝し、お賽銭をしましょう。
お賽銭の役割
お賽銭の役割は、感謝だけではありません。
お賽銭は、神社への支援としての意味も持っています。
集まったお賽銭は、神社の運営や祭事のための資金として使われ、神社文化の維持に貢献しています。
まとめ
お賽銭には、「ご縁」を連想させる「5円」を奉納する習慣があります。
さらに、「21円」や「31円」といった特定の額には、恋愛の継続や夫婦円満といった願いが込められています。
ただし、神社でのお賽銭は、日本の伝統文化の中で大切にされている美しい習慣です。
お賽銭を捧げるときには、金額にこだわらず、心からの敬意と感謝を持って行うことが大切です。