毎年全国から注目が集まる箱根駅伝は2026年も1月2日、3日に開催されます。
その第1区は、各大学が「流れをつくるための勝負区間」として位置付ける重要パートです。
本記事では、東京都大手町から神奈川県の鶴見中継所まで続く21.3kmの道のりを、地形・難所・観戦スポットまで詳しく紹介します。
【1区コース詳細】大手町〜鶴見中継所(21.3km)
第102回大会を迎える箱根駅伝。
今年は青山学院大学・駒澤大学・國學院大學・早稲田大学・中央大学などが注目されていますが、1区のペース配分やレース展開は例年大きな波乱を生むポイントです。
特に1区は集団形成が長く続くため、各校は安定感のあるランナーやエース格を配置する傾向が強く、観戦しがいのある名区間となっています。
スタート地点:大手町
東京の中心部・大手町の読売新聞東京本社ビル前がスタート地点となり、例年早朝から多くの応援者が集まる活気にあふれたスポットです。
- スタート:8:00
- アクセス:東京メトロ、都営線「大手町駅」C3出口直結
コースの特徴
1区は全体的に平坦でスピードが出やすい構成ですが、レース展開を左右する重要なアップダウンが2か所存在します。
① 新八ツ山橋(序盤の上り)
品川付近に位置する上り坂。
序盤とはいえ、ここで無理にペースを上げると後半に影響が出るため、各選手の力量が問われるポイントです。
② 六郷橋(18km付近)
東京都大田区と川崎市をつなぐ全長約450mの橋で、前半が上り、後半が下りという変化に富んだ構造が特徴。
特に下りに差し掛かるあたりで一気にレースが動き、スパート合戦が始まることも珍しくありません。
ゴール地点:鶴見中継所
2区へたすきをつなぐ中継ポイントとして、例年大きな盛り上がりを見せる場所です。
- 通過時間:9:05~9:15頃
- アクセス:京急本線「鶴見市場駅」より徒歩5分
【観戦スポット】1区でおすすめの沿道ポイント
承嘉37, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
現地観戦ならではの迫力を体感したい方のために、混雑しすぎず観戦しやすいおすすめスポットをご紹介します。
新八ツ山橋
序盤の上り坂にあたるため、選手たちが集団を維持しながら駆け上がる姿を間近で見られます。
橋上からの視界が広く、接近するランナーの様子を長めに観覧できるのが魅力。
- 通過時間:8:20~8:25頃
- アクセス:京急本線「北品川駅」
六郷橋
レース後半の山場。
特に下り坂付近はスピードが一気に上がり、選手たちの緊張感が伝わる迫力満点の観戦エリアです。
- 通過時間:8:50~8:55頃
- アクセス:京急本線「川崎駅」「六郷土手駅」、京急大師線「港町駅」
京急本線沿線
1区のコースは、品川〜鶴見市場付近まで京急本線と並走しています。
駅から徒歩圏で観戦できるスポットも多く、移動がしやすいのがメリット。
混雑も比較的穏やかで、沿道応援が初めての方にもおすすめです。
まとめ
今回は箱根駅伝1区のコース特徴と観戦に適したスポットを詳しくご紹介しました。
スタートの勢いと駆け引きが詰まった21.3kmは、各校の戦略が色濃く表れる魅力的な区間です。
第102回大会も、選手たちの熱い走りをぜひ沿道やテレビで応援してみてください。
