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鍋の豆腐、どっちがいい?『木綿豆腐』と『絹ごし豆腐』の使い分け!

「豆腐」は、鍋料理において重要な役割を果たす食材です。

買い物リストに「豆腐」と書いても、スーパーでどの種類にするか迷ったことはありませんか?

鍋料理にはどの豆腐が良いのか、その選び方を詳しく説明します。

 

 

鍋料理に最適な豆腐

スーパーでよく見かけるのは、木綿豆腐絹ごし豆腐です。

鍋に入れる際、どちらが最適か考えたことがありますか?

実は、「どちらでも良い」というのが正解です。

これに驚かれる方も多いかもしれませんが、それぞれの豆腐に合った鍋料理が存在するからです。

もちろん、個人の好みも影響しますが、私の使い分け方は以下の通りです。

木綿豆腐 絹ごし豆腐
キムチ鍋
すき焼き
トマト鍋
みそ鍋
とんこつ鍋
しゃぶしゃぶ
水炊き
湯豆腐
寄せ鍋
もつ鍋

 

実際には、どちらの豆腐を使っても美味しくなると思います。

参考程度にお考えください。

 

木綿豆腐の特徴

木綿豆腐の特徴は、その密度の高い食感が特徴です。

少し硬めの質感のため、長時間煮込んでも形を保ちます。

豆の風味が濃厚で、絹ごし豆腐よりも豆の本来の味わいを楽しめる点が魅力です。

出汁の風味がしっかりと染み込み、風味豊かな鍋料理に最適です。

木綿豆腐の深い味わいと出汁の相性が良く、絶妙な味覚体験を提供します。

 

絹ごし豆腐の特徴

絹ごし豆腐の特徴は、その滑らかな口当たりです。

豆乳を固める際に特別な凝固剤であるグルコンデルタラクトン(GDL)を使用することで、なめらかで柔らかい質感が実現されています。

口に入れると溶けるような優しい食感を楽しめます。

私は、絹ごし豆腐をさっぱりした鍋料理に相性が良いです。

木綿豆腐よりも味の吸収が控えめですが、それが鍋の味を損なわずに済む秘訣です。

絹ごし豆腐はシンプルな出汁との相性が抜群で、サポート役として活躍します。

 

 

豆腐の煮崩れ防止テクニック

豆腐を鍋料理に使用する際、崩れにくくするための工夫があります。

 

【塩水処理をする】
豆腐を約20分間、塩水に浸すと煮崩れしにくくなります(水で豆腐を覆い、大さじ1の塩を溶かします)。

塩水に浸した後は、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ってから鍋に入れてください。

 

【斜めにカットする】
豆腐を直方体ではなく、斜めに切ることで形がより保ちやすくなります。

 

【水抜きをする】
豆腐の水分を抜くことも崩れにくくする方法の一つです。

豆腐をキッチンペーパーで包み、重りをのせて約30分間放置します。

 

 

豆腐入れるタイミング

豆腐を鍋に加える最適なタイミングは、他の具材の硬さや煮込む時間に依存しますが、通常は短時間で火が通る食材と同時に入れるのが良いです。

もし豆腐が崩れやすい場合は、他の具材がほぼ煮えた後に加えると良いでしょう。

強火での調理は豆腐が崩れる原因になりますので、鍋が沸騰した後に火を弱めてから豆腐を加えると、崩れにくくなります。

 

 

まとめ

鍋料理に合わせて、木綿豆腐と絹ごし豆腐を使い分けることがおすすめです。

異なる種類の鍋料理や個々の好みに応じて、以下のように選びます

・木綿豆腐は味の吸収を重視した鍋に適しています。
・絹ごし豆腐は豆腐特有の風味を楽しみたい鍋に適しています。

これらのポイントを考慮すると、濃い味の鍋には木綿豆腐、淡泊な味の鍋には絹ごし豆腐が相性が良いとされていますが、最終的には自分の好みに合った豆腐を選ぶのがベストです。

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